3日も長崎県内ほとんどの観測地点で最高気温が30度以上の真夏日となるなか、佐世保市の山間部にある「潜竜ヶ滝」には涼を求める人たちが訪れています。

佐世保市の北部を流れる江迎川の上流にある「潜竜ヶ滝」
滝の落差はおよそ20メートル。
川はビル7階相当の高さから流れ落ち、その水音は轟音となり、滝つぼの周囲に響き渡ります。

女性「ミスト、自然のこのミストがいいですね」

江戸時代にこの滝を訪れた平戸藩の殿様が「滝つぼに竜が潜んでいるようだ」と話したことからその名がついたといわれる潜竜ヶ滝。
標高は200メートル程度ですが、周囲を森に囲まれていることや、滝からほとばしる水しぶきのためか、佐世保の市街地よりも4~5度くらい涼しいと言われます。

小学生「思ったより冷たかった」
小学生「外は暑かったからここは涼しかった」

高齢女性2人「涼しい、ここに来たら涼しい。すーっとするね。やっぱり冷気があるけんね。私たちの最後の冥土の土産」
今は公園として整備され、夏場は市民が涼を求める定番の場所となっていて、3日も佐世保市内から家族連れやカップルなどが次々と訪れていました。
長崎県内は4日も各地で気温が33度前後まで上がる予想となっており、潜竜ヶ滝は涼を求める人達で賑わいそうです。