京セラコミュニケーションシステム ICT事業本部 河野 秀樹さん:
「長崎のIT産業を盛り上げるというところが一つの大きな役割だと思っております。
長崎の中での課題を一緒に見つけさせていただいて、それを解決して全国に発信するような活動を今後はやっていきたいと思いますし、長崎でそういうことをする仲間を増やしていきたいなと思っております」

平家:
人口減少と高齢化の進み方が他の地域と比べて早い長崎県は「課題先進県」とも言われています。
その課題の多さに対して、それを解決するための人材や技術、ノウハウは不足していることからこうした誘致企業は頼れる存在となっています。

またこうした企業が雇用を生み出すことによって、長崎の課題である「若者の流出」にも一定の効果が期待できます。

住吉:
こうした誘致企業を長崎経済の活性化に結び付けるにはどうしたら良いのでしょうか?

平家:
企業誘致には大変な労力がかかっていると思いますが、誘致した企業が長崎に根付き、長崎で発展し、「長崎発」のものが全国に広がっていくためには誘致した時と同じくらいのケアをし続けなければならないと思います。

それは行政はもちろんのこと、既存の長崎の企業が誘致企業の本業だけでなく、その企業が活動していくために必要な周辺部分の物品やサービスを提供し、協力していくことが長崎経済のすそ野を広げるために必要だと思います。

いずれにしても、長崎県への企業誘致と、誘致企業の持続的な発展に期待したいと思います。