長崎市ではサッカーから平和を考える講演会が開かれました。
講師はV・ファーレン長崎の元社長で、日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」のチェアを務める高田春奈さんです。
※高の漢字は正しくは髙(はしごたか)

WEリーグチェア 高田春奈さん:
「サッカーを通して、頑張る人を応援することとか、戦う相手に敬意を払うこととか、性別や人種を超えてそのことを楽しめることに平和があると」

団体競技の女性プロスポーツ選手が国内ではまだ少ない中、WEリーグは『多様性にあふれ一人ひとりが輝く社会への貢献』を理念に掲げていて、その実現に向けた各クラブの活動などを紹介しました。

その上で高田さんは「女子サッカーは世界中で多様性や女性活躍の象徴になっている」として「WEリーグが目指す多様性社会が世界平和にもつながるのではないか」と述べました。

WEリーグチェア 高田春奈さん:
「誰かにとっての大切な存在である他者の声に耳を傾けて、共に生きる人を思って、平和を願って、その輪を日常的に拡げていくということ。多様性と文化というものが、これからの平和を考える鍵になるんじゃないかなと」

講演を聴いた大学生:
「サッカーが持つ影響力で、世界とか日本に平和の輪を拡げていくというお話しだったので、あ、素敵だなと思いました」