宮崎県は、日南市で回収したオナガカモの死骸から鳥インフルエンザが検出されたと発表しました。

県によりますと、11月29日、市民から「死んだ野鳥がいる」と日南市役所に連絡があり、県の担当者がオナガカモの死骸を回収しました。

その後、宮崎家畜保健衛生所で簡易検査したところ、A型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

県内で野鳥のウイルス確認は今シーズン初めてです。今後、国立環境研究所で確定検査が行われ、高病原性かどうかについて調べますが検査結果の判明には数日から1週間かかるということです。

鳥インフルエンザが検出されたオナガカモが見つかった地点から半径10キロ圏内は、環境省から「野鳥監視重点区域」に指定され、県などが監視を強化します。

県によりますと、回収地点から半径3キロ以内に養鶏場はないということです。