台風6号の情報です。九州南部ではあす夜にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
台風6号は、きょう午前11時には奄美市の東北東およそ160キロの海上にあって、ゆっくりとした速さで北へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は、970ヘクトパスカル中心付近の最大風速は30メートルで、台風が予報円の東寄りのコースを通った場合、県内は、今夜はじめごろに風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。




県内では、あさってにかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、総雨量が8月の1か月分の降水量を大きく超えるおそれがあります。

県内できょう予想されている1時間雨量は、いずれも多いところで南部で70ミリ、北部で50ミリとなっています。
また、24時間雨量が、いずれも多いところで、あす昼までに南部で400ミリ、北部で300ミリと予想され、あさって昼までの24時間では全域で300ミリから400ミリとなっています。

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
県内では、土砂災害に厳重警戒、低い土地の浸水や河川の増水や氾濫、それに、うねりを伴った高波に警戒が必要です。
県内では避難情報を発令している自治体もあります。
台風はあす明け方に県内へ最も接近する見込みとなっていて、都城市と串間市はきょう午前10時、それぞれ市内全域を対象に5段階の大雨警戒レベルの「レベル3」にあたる「高齢者等避難」を発令しました。
