「働き方改革」の取り組みです。
宮崎市は、職員が自分で勤務時間を決めることができる「フレックスタイム制」を1日から試験的に導入しました。

「おはようございます」

宮崎市職員の河邊健太郎さん。
いつもの勤務時間は午前8時半からですが、1日は7時45分から仕事を始めました。

(宮崎市企業立地推進課 河邊健太郎主査)
「朝のこの静かな環境だったら、通常だったら難しいような集中して取り組む業務などに使えると思うので、そうすると能率が上がってくるっていうのもメリットの1つかなと思います」

宮崎市が、1日から1か月間、試験的に導入を始めた「フレックスタイム」。

職員は、1週間あたり38時間45分の労働時間を満たせば、午前7時から午後8時の間で自由に勤務時間を決めることができる制度です。

また、調整の仕方によっては、週休3日にすることもできます。

河邊さんに、この制度を利用した理由を聞いてみると・・・

(宮崎市企業立地推進課 河邊健太郎主査)
「金曜日に子どもの習い事の送迎がありますので、それをするために、その分早く別の日に出てくるというので使っています」

これまで妻がしていた子どもの送迎を自分が行うためにフレックスタイムを利用したといいます。

このように、私生活と仕事のバランスを考えながら働いてもらおうというのも制度導入の狙いです。

(宮崎市・市役所改革推進課 園田丞司課長)
「この期間を十分に活用してもらって、自身のワークライフバランスを見直していただきたい。より自分が働きやすい状況というのを模索してもらいたいし、結果的に職員のモチベーションが上がるというところを一番期待しています」

県内では宮崎市が初めてというフレックスタイム。
市では、今後、制度の課題を抽出し、本格的に導入するかどうか検討することにしています。