コンピューターゲームの技を競う「eスポーツ」は、競技人口は世界で1億人以上と言われています。
「eスポーツ」というと若い世代のイメージが強いですが、実は今、高齢者や障害者への新しい支援の形として活用されています。
宮崎県延岡市の施設を取材しました。

コミュニケーション能力の向上を目的に「eスポーツ」を導入

楽しそうな声が響くこの施設は、延岡市の就労継続支援B型事業所「月麦(つむぎ)」です。

利用者が今、熱中しているのが、コンピューターゲーム。
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B型事業所は、身体・精神・知的障害などがあり、一般企業への就職が難しい人の、自立支援のための施設です。

月麦では、利用者たちのコミュニケーション能力の向上を目的に、このほど「eスポーツ」を導入しました。


(就労継続支援B型事業所「月麦」 福富千恵施設長)
「ちょっとふさぎ込みがちな人でも、このスポーツをしだすと、急に表情が明るくなるんですよ。いろんな面でプラスになると思い取り入れた」