障害者に対する理解を深め人材交流などを図ろうと、都城さくら聴覚支援学校と南九州大学が包括的連携協定を結びました。
南九州大学では、現在、都城さくら聴覚支援学校の卒業生2人が在籍していて、大学では音声認識アプリを導入するなどして授業をサポートする体制を整備しています。
17日は、両校がさらなる連携強化に向けた協定を締結。
今後、都城さくら聴覚支援学校で、南九州大学の教員による職員研修を行うほか、来年度以降、大学から教育実習生を受け入れる予定です。
(都城さくら聴覚支援学校 岩元芳博校長)
「地域における障害者理解、聴覚に関わらず、障害者の理解が深まるきっかけづくりができると非常にいいなと」
また、17日は支援学校卒業生の小川美空さんが学校生活について発表しました。
(南九州大学 小川美空さん)
「今後も様々な形で連携が深まり、支援を必要とする学生が学習しやすい環境になるといいなと思います」
都城さくら聴覚支援学校がこうした協定を結ぶのは初めてで、今後、学校行事などでも交流を深めていきたいとしています。