企業主導型保育園に注目します。
企業主導型保育園は、待機児童の解消を目的に2016年度に創設された内閣府主体の事業制度です。
基本的に、企業が自社の従業員のために設置する保育園ですが、地域の子どもたちも受け入れています。

最近、宮崎市でもよくみかけますが、従業員の働き方に応じて多様で柔軟な保育サービスを提供できるのが特徴で、宮崎市でも珍しいサービスや独自の保育を提供する施設が増えています。どのような特色があるのでしょうか。
手ぶらで子どもを預けられる
宮崎市の「にじの木保育園」。3月に開園したばかりの企業主導型保育園です。こちらの特徴が・・・
(にじの木保育園 大平由紀子園長)
「着替えやオムツやお布団、タオル類を持ってこなくていいシステムになってます」
保育園に子どもを預けるには、一般的に着替えを3セット程度のほか、オムツやタオル、それに、週に1回はお昼寝用の布団一式など、様々な準備が必要です。

しかし、こちらの施設は、園が着替えを準備しているほか、オムツの定額制使い放題サービスを提供する会社と提携しているため、保護者は、たくさんの荷物を抱えることなく、手ぶらで子供を預けることができます。
(保護者)「楽だと思います。(子どもが)泣いていても来れる」
子どもと向き合う時間を大切にしてほしい
このシステムの導入には、3人の子どもを育てた園長の経験がありました。
(にじの木保育園 大平由紀子園長)
「自分の子どもが保育園に行っていたときの、お布団だったり、着替えとかの準備が大変だったので。その(準備がない)分ゆったりとした気持ちで登園していただけたら」

保護者の負担を軽くすることで、子どもと向き合う時間を大切にしてほしいと考えているのです。