霧島酒造は、独自に開発したさつまいもを使用して、果実感のある焼酎を開発したと発表しました。
焼酎メーカーがさつまいもを開発して焼酎を製造・販売をするのは日本で初めてだということです。

(霧島酒造 江夏拓三専務)
「新しい時代の新しい風をこの業界に流していこう」

東京で開かれた発表会では、新商品の本格芋焼酎「KIRISHIMA No.8」がお披露目されました。

(霧島酒造 江夏拓三専務)
「原点であるさつまいもから、ものを作っていくこと。これが芋焼酎屋の本業ではないか」

新商品で用いられるのは、霧島酒造が2016年から独自に研究を進めてきた「霧島8(エイト)」と呼ばれるさつまいも。

さらに、独自に開発した「エレガンス酵母」も使われていて、華やかな香りと、マスカットやみかんのような果実感が特長になっています。

また、これまで焼酎に馴染みがなかった消費者の獲得を狙い、シャンパングラスで楽しむスタイルも提案しています。

(霧島酒造 江夏拓三専務)
「時代が味覚に対して大きく変わり始めている。時代の波を感じて食を楽しむという人たちをターゲットとして、若い人に飲んでいただきたい」

霧島酒造によりますと、焼酎メーカーが独自に一から開発したさつまいもを使用して焼酎の製造・販売をするのは日本で初めてだということです。

「KIRISHIMA No.8」は、今月14日に首都圏で先行販売され、数年かけて販売エリアを拡大していくということです。