去年3月、宮崎県延岡市にある旭化成の関連工場、カヤク・ジャパン東海(とうみ)工場で発生した爆発事故について、会社は事故の原因を公表しました。

去年3月、延岡市にあるカヤク・ジャパン東海工場で爆発事故が発生し、作業中だった1人が死亡したほか、周辺住民と協力会社の社員、合わせて7人がけがをし、周辺の住宅など211棟に被害が出ました。

カヤク・ジャパンは、事故調査委員会を設置して調査を進め、27日、その結果を公表しました。

それによりますと、事故の原因については、火薬の原料となるニトログリセリンの一部が結晶化して感度が高くなり、衝撃が加わったため爆発した可能性が高いとしています。

カヤク・ジャパンでは、事故以来、生産を停止していて、今後の方針については検討中としています。