全国で大雨による災害が相次いでいますが、気候変動を踏まえ、大淀川の整備計画が見直されることになりました。
どれだけの大雨に備えるかの目安となる大淀川の計画流量は、現行のおよそ1.15倍に引き上げられる見通しです。
都城市から宮崎市へと流れる大淀川。現在も、大雨に備えた治水工事が進められています。
(都城支社 武澤直穂記者)
「以前は田んぼが広がっていたという都城市の大岩田地区ですが、現在は重機を使いながら、遊水地の整備が進められています」
気象庁によると、1時間50ミリ以上の非常に激しい雨は、全国的に増加傾向にあり、直近10年の平均は、以前の1.5倍となる年間340回にのぼっています。
9日、国土交通省宮崎河川国道事務所は、学識経験者らの意見を聞く会議で、気候変動を踏まえた大淀川の河川整備計画の見直し案を示しました。
それによりますと、大雨を想定した大淀川の計画流量は、20年から30年後をメドに、現行のおよそ1.15倍となる1万2100立方メートルに引き上げられる見通しです。
また、小林市の「岩瀬ダム」や周辺のダムを最大限活用し、洪水調節機能を確保することを検討するとしています。
(宮崎河川国道事務所 田脇康信 副所長)
「大淀川についても、気候変動を踏まえた河川の整備を進めていかないといかないと思うので、速やかに河川整備計画を見直して、地域の人が安心できる事業を進めていきたいと思う」
宮崎河川国道事務所では、今後も、専門家や地域住民の意見を聞くなどして、河川整備計画の見直しを決定することにしています。







