故郷の資源を生かした取り組みです。
東京から宮崎県諸塚村にUターンしたデザイナーの男性が、廃材を使ってある商品を開発しました。どのような商品なのでしょうか。

面積の9割以上を森林が占め、林業が盛んな諸塚村。

ただ、生産者の高齢化などにより、廃材となってしまう木材が増えているという課題があります。

こうしたなか、廃材を活用した商品が生まれました。

それがお酒に入れて楽しむウッドスティックです。

「マイスキー」と名づけられたこちらの商品は、廃材となった諸塚村産のコナラの木を使用。
焼酎などに入れ、時間を置くと、木の香りが酒に移り、色合いや味わいの変化を楽しむことができます。

そのお味は…

(延岡支社 田尻怜也記者)
「いただきます。おいしい。樽で熟成させたようなウイスキーの味わい、そして、ほのかなバニラ風味も良い感じです」

商品開発に携わったのが諸塚村出身のデザイナー、甲斐昭兵さん。

現在は村でコーヒー専門店を営む甲斐さんは、7年前、Uターン。
これまで、村のロゴマークをデザインしたほか、村内の加工品の企画やパッケージデザインを担当するなど諸塚の魅力発信に取り組んできました。

(甲斐昭兵さん)
「まだまだ可能性が残っている諸塚村に戻って挑戦してみたいなという気持ちになって帰って来た。もっともっと諸塚の魅力を外に向けてPRしていくことで、より諸塚村の魅力が光ってくるのではと感じていた」

廃材の活用という村の課題解決にもつながる今回の商品。役場の担当者と協議を重ねながら、商品化を実現させました。

(諸塚村役場産業戦略課 藤本英博さん)
「諸塚村、林業が主産業の村であるので、林業全体にも大きな収益というものになっていくと思いますし、また雇用も生まれてくると期待している」

甲斐さんはこれからも、村の資源をいかしながらさまざまな仕掛けを作りたいと意気込みます。

(甲斐昭兵さん)
「森を大切にする諸塚村だから作れる商品だと思っているので、まずはその感動を(デザインやPRで)しっかり私が伝えていけるように頑張っていきたいと思う」

商品は今月中に、村の特産品が並ぶ「もろっこはうす」や、インターネットで販売が始まる予定だということです。