最大震度7を観測した熊本地震から4日で1週間が経ちますが、九州自動車道の松橋インターチェンジとえびのインターチェンジの間では、依然として通行止めが続いています。

こうしたなか、宮崎県内の宿泊施設では、旅行や合宿などのキャンセルが相次いでいます。

西都市にある1935年創業の老舗宿泊施設「高屋温泉」。
こちらでは、例年、夏休みシーズンにスポーツ合宿を受け入れています。しかし…

(高屋温泉 女将 船橋妃美さん)
「熊本の皆さんが被災されてつらい状況ですが、私たちもつらい状況です」

先週発生した地震の影響で、関西と福岡の2つの高校が今月、今月上旬に行う予定だった合宿をキャンセル。延べ400人分にのぼります。

(高屋温泉 女将 船橋妃美さん)
「スポーツのキャンプは人数も多いので、7月・8月の売り上げの6割から7割ぐらいになる。非常に厳しいですね」

高屋温泉では、来年、宮崎で開催される国スポ・障スポに向けて、多額の費用をかけ、施設を改修したばかりでした。

(高屋温泉 女将 船橋妃美さん)
「この夏のスポーツ合宿にも利用いただけるということで投資したが、その回収がなかなか厳しいかなと」

高屋温泉では、県のキャンペーンなどを活用し、個人客の取り込みに力を入れることにしています。

(高屋温泉 女将 船橋妃美さん)
「できれば県外に行くはずだったけど、やめたというような方が居ましたら、地元の宿泊施設や飲食店などを利用して経済を回して、元気な宮崎、その元気を熊本に届けるお手伝いになればなと」

一方、県内有数の観光スポット、高千穂町にある「ホテル高千穂」でも、地震発生後、およそ200件、500人分のキャンセルが出ました。

客からは地震への不安や、道路状況を心配する声が多く寄せられているといいます。

(ホテル高千穂 冨山直人マネージャー)
「8月、この夏休みというのは、一番書き入れ時と言いますか、繁忙期で、かなりショックが大きいんですけれども、こればかりは仕方がないのかな」

現時点で、お盆以降については、様子見の客が多く、ホテル側は今後の動向を注視しています。

(ホテル高千穂 冨山直人マネージャー)
「おそらく8月、9月で済むような話じゃないかなと思っていまして。ちょっと悔しい気持ちもあるし、しょうがないなという気持ちもある」

宮崎県によりますと、10年前の熊本地震の際には、延べ6万3千泊のキャンセルが発生しています。

ちょうど夏休みという時期でもありますし、影響の広がりが心配ですね。