新茶の季節を迎えていますが、お茶も全国的に値段が上昇しています。
宮崎県内で取引される新茶も、今シーズン、相場が上がっていて、小売店などにも影響が出ています。
8日、宮崎市で開かれた高千穂釜炒り茶の初入札会。
初入札での1キロあたりの最高値は2万6000円、平均価格は5047円。いずれも、去年に比べると1000円程度上回り、過去10年で最も高くなりました。
この高値の傾向は、煎茶全体でも。県内で、先月14日に始まった新茶の取引。
7日時点の平均価格は4120円と、去年の同じ時期と比べ、実におよそ2倍に上昇しています
(宮崎経済連直販総合販売部 村岡宏章部長)
「もちろん原料の高騰もあるのですが、それだけではなく、いろいろな要素が重なってしまって、(価格が)上がっているような状況」
(加藤沙知アナウンサー)
「値上がりの影響は、小売店にも広がっているようです」
宮崎市にある緑茶専門店。店のオーナーに聞いてみると…
(加藤沙知アナウンサー)
「影響はでていますか」
(グリーンティーフィールズ・園田典子オーナー)
「もう、べらぼうにでています。原料が高くなるプラス人件費だったり、電気・ガス・水道だったり、パッケージ代とか値上がりしてないものはないというぐらいですね」
こちらの店では煎茶の仕入れ値が、去年に比べ、およそ3割上昇。
そのため、お茶の量を減らして価格を抑えるなどの工夫で、消費者にできるだけ影響が出ないようにしているということです。
(グリーンティーフィールズ 園田典子オーナー)
「お茶自体のクオリティーは下げたくないので、そこを保ちながらというところで届けていけたらいいなと思ってます」
お茶の価格高騰の要因の一つが、世界的な抹茶ブーム。
抹茶の原料となる碾茶の生産者が増加したことで、煎茶の生産者が減少し、お茶の取り合いとなっていると言います。
また、県内では、生産者の高齢化なども加わり、荒茶の生産量が減少傾向にあります。
(加藤沙知アナウンサー)
「こちらのモンブランなんですが、この時期ならではということで、新茶が使われているんですね。抹茶やお茶を使ったスイーツというのは世界中で人気なんですけれども、その影響が価格の高騰というところにつながっているようなんです」
(外国人客)
「日本茶が体にいいと思う、紅茶はいいけど日本茶が体のために一番いい」
(客)
「日本のお茶が世界で有名というか、それはある意味いいことだなという気がするんだけど、ただ値段が高くなるのはちょっとどうかなと思う」
さらに、お茶の価格高騰に、追い打ちをかけているのが、不透明な中東情勢です。
(宮崎経済連直販総合販売部 村岡宏章部長)
「農薬代だとかコストがかなり上がってるのが1つあると思います。それとお茶を精製する時にも燃料を使いますので、ガスの高騰もあります」
お茶の価格は、どこまで上がるのか…
値上がりによる日本茶離れも懸念される中、その動向が注目されます。







