宮崎市佐土原町の路上で2020年、知人男性を殺害した罪に問われた男の裁判員裁判で、宮崎地裁は懲役9年の判決を下しました。友人間の口論が発端の事件で、最大の争点は「正当防衛」の成否でした。
「刀でも包丁でも…お前ら2人とも絶対たたき殺す」- 事件の経緯
事件は2020年11月22日夜、宮崎市で発生。久常芳治被告 52歳が、知人男性(当時47歳)を包丁で刺殺したとされます。
事件の発端は、食事の約束を被告が忘れたことでした。二人は親友でしたが、過去に被害者が被告に暴行し、大けがを負わせたことが複数回あったとされます。事件当日、被告は約束を忘れ、後輩Aさん夫妻の食事会に参加していました。
約束を忘れていたことに気づいた被告が食事会に誘うも、被害者は拒否。その後、電話口で後輩Aさんと口論になった被害者は激高し、「今からやりに行く」などと怒りをあらわにしました。
被害者は被告にも電話で「刀でも包丁でも持って、お前ら2人ともたたき殺す」「(お前も)何でも持ってこい」と脅迫。被告がなだめようとしましたが、興奮は収まりませんでした。
被告は居酒屋で包丁を借りて駅付近で待機。午後11時20分過ぎ、道路を横断中に鉈(なた)を振りかざした被害者に襲われ、事件が発生しました。







