5日まで行われた宮崎県の県立高校一般入試。全日制の志願倍率は0.71倍と過去10年で最低となりました。
こうした中、学校全体の倍率が1倍を超えているのが、宮崎大宮、宮崎西、都城泉ヶ丘、延岡工業、都城農業、都城工業、都城商業の7校です。
どういう要因があるのか学校に聞いてきました。
県教育委員会によりますと、今年の県立高校一般入試の全日制の志願倍率は、0.71倍で過去10年で最低となり、全日制34校中27校で学校全体の志願倍率が1倍を切りました。
5日、行われた県議会一般質問でも県立高校の志願状況について議員から質問が挙がり、吉村達也県教育長は対策の必要性を述べました。
(宮崎県 吉村達也教育長)
「新たな学科創設等による魅力化、遠隔授業の活用による多様な学びや、少人数ならではの学びの提供、学科再編等による規模の適正化などについて早急に検討していく必要がある」
こうしたなか、志願倍率1倍以上を維持している県立高校のうち、4校が工業高校や農業高校など、いわゆる専門高校です。
このうち、延岡市の延岡工業では、地域の特色に合わせた教育環境を整えることで生徒数を確保してきました。
(延岡工業高校 大崎博志教頭)
「工業の街・延岡で、長きにわたり地域に貢献できる人材を育成してきたことが中学生に対して理解してもらえたんじゃないかと思う」
今年度、延岡工業では、土木科の卒業生のうち15人が公務員試験に合格。
このうち、10人が国土交通省や県などで土木関連の仕事に就くなど、学校での学びが就職につながっています。
そんな延岡工業では、今年の一般入試の志願倍率が1.31倍で、去年と比べて0.1ポイント上回りました。
(延岡工業高校 大崎博志教頭)
「県内としては、旭化成を中心に地元の関連企業に就職し、電気工事会社に就職している。上場企業に入ることもできるので、そういったところも魅力ではないかと思っている」
学校独自の魅力を伝えられるかが生徒確保のカギとなりそうです。
延岡工業では、来年度から修学旅行で半導体産業が盛んな台湾に行き、地元の工業系の高校生との交流も行う予定だということです。
少子化に加え、私立高校の授業料の実質無償化もあるなか、県立高校がどのように差別化を図るのか、取り組みが注目されます。







