宮崎県内の最低賃金が、16日から、1023円に引き上げられます。このことを広く周知するラッピングバスの出発式が行われました。

宮崎労働局で行われた出発式では、新しい最低賃金1023円をPRするラッピングバスがお披露目され、その後、関係者によるテープカットが行われました。

このラッピングバスは、宮崎市と都城市、それに、延岡市でおよそ1か月間運行され、県民に最低賃金改定を広く周知します。

今回の改定で、県内の最低賃金は、現在の952円から1023円に引き上げられます。
引き上げ幅の71円は過去最大です。

県内の最低賃金が1000円を越えるのは初めてで、10年前と比較すると、330円上がっていることになります。

(宮崎労働局 吉越正幸局長)
「物価高騰とかちょっとまだ厳しい状況あるのかなと思いますが、少しでも、賃上げによって、県民の方々が少し楽な生活ができればいいなというふうに考えてます」

新しい最低賃金の1023円は、沖縄県や高知県と並び、全国で最も低くなっています。