アメリカのトランプ大統領は政権の移民政策の責任者、ノーム国土安全保障長官を交代すると発表しました。事実上の更迭人事で、第2次政権での閣僚の交代は初めてです。
トランプ大統領は5日、SNSに投稿し、ノーム国土安全保障長官を交代し、後任に共和党のマリン上院議員を指名する人事を発表しました。第2次政権で閣僚の交代は初めてです。
トランプ氏は、投稿で「ノーム長官は特に国境問題で数多くの功績をあげてくれたが、新たな安全保障イニシアチブである『アメリカ大陸の盾』特使に就任してもらうことになった」などと書き込んでいます。
ただ、ノーム氏をめぐっては、中西部ミネソタ州で1月、移民当局が市民を射殺した事件への対応が問題視されていたほか、不倫疑惑などの問題も複数浮上していて、事実上の更迭人事です。
政権の看板政策である強硬な不法移民対策を推し進めてきたノーム氏の更迭は、トランプ大統領にとって痛手となります。ノーム氏はおととしの大統領選挙の期間中、トランプ氏の副大統領候補として取りざたされ、注目された一方、自身の著書で過去に「飼い犬を射殺した」と明らかにし、物議を醸しました。
第2次トランプ政権発足後は、移民政策を統括する国土安全保障長官として強硬な不法移民対策を進めましたが、強引な取り締まり手法には批判が高まっていました。
また、国土安全保障省が2億2000万ドルを投じて行ってきた不法移民対策を広告するキャンペーンについて、ノーム氏の側近の夫が経営する企業と契約していて、身内への巨額の利益供与ではないかと問題視されていました。
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