17日の宮崎県内は、16日と比べると少し気温が下がったものの、6つの観測地点で真夏日となりました。
来週はようやく、この時期らしい涼しさとなる予想ですが、待ち遠しいのが紅葉です。
ただ、今シーズンは暑さにより各地で見ごろが遅れる傾向にありそうです。
広く晴れた17日の県内。
えびの市加久藤で31.1℃、延岡市で30.9℃などと、県内6つの観測地点で30℃以上の真夏日となり、えびの高原では、登山客の姿が見られました。
(登山客)
「気持ちがいい。去年も来た。紅葉の時期と雪の季節にも(今年も)待ち遠しい」
楽しみにしている人も多い紅葉ですが、今年は…。
(ウェザーニューズ 江川清音さん)
「紅葉のスタート条件であるこの冷え込みの訪れが遅れるため、結果的に、見頃も遅くなるという傾向があります」
こちらは、民間の気象情報会社、ウェザーニューズが県内の紅葉スポットの見ごろを予想したもの。
11月上旬から見ごろが始まる予想ですが、どの場所も平年より5日から6日、見ごろが遅れる見込みです。
(ウェザーニューズ 江川清音さん)
「今後の天気については周期的に変化して、晴れる日は朝晩は放射冷却現象が効いて色づきに必要な気温の低下が見込めるが、宮崎県内の平均気温は平年よりも高い傾向になりそうなので、多くの名所で平年並みからやや遅い見頃を迎えそうです」
また、暑さは「葉の色づき」にも影響を及ぼしていて、ウェザーニューズが8月に全国で行った調査では、暑さによって葉が焼けてしまったものもあったということです。
ウェザーニューズでは、アプリで日本各地の紅葉の情報を提供していて、見ごろの状況や予想を確認してほしいとしています。
アプリの情報は、随時更新されるそうなので、ぜひお出かけに活用してください。