ダウン症のアスリートたちが自身の記録更新を狙う陸上競技会が、20日、宮崎市で開かれました。
20日、開かれた全国ダウン症アスリート陸上競技記録会。
再来年に開催される宮崎国スポ・障スポから「ダウン症クラス」が開設されるのを前に開かれたもので、全国から選手50人が出場しました。
(日本パラ陸上競技連盟 奥松美恵子強化責任者)
「知的障害の人がいたり、ダウン症の人がいたり、各カテゴリーを作っていくことでいろんな人たちが記録を狙いやすいとか、勝負にこだわれるというところで選手のレベルがアップしていくんじゃないかと思っている」
県勢の注目は、砲丸投の菅原誠士朗選手。みやざき中央支援学校の生徒で7メートル07の日本記録保持者です。
菅原選手は、1投目からいきなり自身の記録を越える7メートル16センチをマーク!2回目・3回目も立て続けに記録を伸ばして4回目。記録7メートル66センチ!自身が持つ日本記録を59センチも更新しました。
(砲丸投 菅原誠士朗選手)
「うれしいけど、次の大会で8メートル更新をしたいので、頑張る」
(日本パラ陸上競技連盟 奥松美恵子強化責任者)
「2027年から宮崎で国スポ・障スポで「ダウン症クラス」が新たに開設されることで、数年前から取り組んでいるというのは宮崎の良さかと思っている。ゴールしたあとの(選手の)変わる表情が選手の成長を感じるので、ぜひ見てください」
宮崎障スポのダウン症クラスは、砲丸投げも含め今のところ6種目が採用される見込みです。