今月11日、宮崎市で聴覚障害者の女性の生きづらさを描いた映画の上映会が開かれます。
この上映会を企画した高鍋町に暮らす聴覚障害者の女性を取材しました。
上映会の実現に向け、団体を立ち上げ
旧優生保護法による強制不妊手術や手話が禁止された時代をめぐり、聴覚障害者の女性たちの生きづらさを描いた映画「わたしたちに祝福を」。
全編無音の作品となっていて、自身も聴覚障害者の横尾友美さんが監督、脚本、それに役者も務めました。
全国各地で上映会が実施される中、今月、宮崎市でも映画が公開されることに。
上映会を企画したのが高鍋町に暮らす児玉真弥さんです。


(児玉真弥さん)
「私は聞こえなくなったのは6歳の時。口の形を読み取ってコミュニケーションしている」

聴覚障害者の当事者でもある児玉さんは県外でこの映画を鑑賞。
宮崎の人にも映画を届けたいと上映会の実現に向け「クロト」という団体を立ち上げました。

(児玉真弥さん)
「アートのような映画。だから本当に言葉にできないような内容で、とにかく直接見てほしいというのが正直な気持ち」
