パソコンやスマートフォンで、毎日、目にするデジタルの文字。一字一字に、書家の魂が宿っていたとしたら、素敵だと思いませんか。

宮崎県国富町出身の書道家の文字が、先月、「フォント」として発売されました。どんな思いを込めたのでしょうか。

手書きの文字は表情がある 文字が生きている

子どもから大人まで、幅広い世代に人気を博している「鬼滅の刃」。

大正時代を舞台に、家族を鬼に殺された少年が、仲間と共に様々な修業や苦難を乗り越え鬼と戦いながら成長していく物語です。

これまでのアニメで、その世界観を支えてきたものの1つが、力強い毛筆の文字。
鹿児島県のフォントメーカー「昭和書体」が手がけました。

「昭和書体」は、書家が書いた文字を1つ1つデータ化し、「フォント」として販売しています。その文字の持つ力とは。

(昭和書体 坂口茂樹会長)
「手書きの文字は表情がある。力の入り具合、勢い、はね、かすれが全部違う。文字が生きている、生命がある字に」