11月11日は「介護の日」です。メイクやネイルなどの美容を通してケアを施す「介護美容」に注目します。
看護師から転身して「介護美容」のサロンを今年オープンさせた女性の思いを取材しました。
メイクアップやハンドケアなどの美容を通してケアを施す「介護美容」
宮崎市島之内にある介護美容のサロン「SOTTO YOU(ソット ユー)」
今年4月、井上由樹さんが自宅の一部を改装し、オープンさせました。
(SOTTO YOU 井上由樹さん)
「『私はいいわ』『自分なんて』という方がほとんどだと思うが、そうじゃなくて気持ちが元気になったりそういうきっかけになれたらいいな」


「介護美容」とは、食事や入浴といった介助ではなく、メイクアップやハンドケアなどの美容を通してケアを施すというもの。

この日は、81歳の女性がサロンを訪れました。
(利用客・81歳)
「指も草取りなんかで曲がってしまって、節々がすごいですよ」
家族にすすめられて、爪のケアをすることにしたというこの女性。ネイルをするのは20年ぶりだそうです。
(利用客・81歳)
「本当は赤いのでしてみたいけど、勇気がありませんので」
(井上さん)
「赤いのですか?きっとお似合いですよ」
(利用客・81歳)
「ピンクがやさしいような色ですね」

(利用客・81歳)
「ドキドキです~。学生時代に初めてマニュキア、自分で買ってきてしてね、それがすごくうれしかったの覚えている」

10代のとき初めて塗ったネイルもうすいピンク色だったそうです。
(SOTTO YOU 井上由樹さん)
「皆さん、自然と手を触っているといろんな話をするので、心がリラックスできるのかなという実感がすごくある」
