宮崎県産の生鮮食品の販路拡大が期待されます。
各事業者の食材を集約し、ソラシドエアの輸送サービスを活用して首都圏に届ける試験運用が来月から始まることになりました。

宮崎市に本社を置くソラシドエアは、2021年から、陸上輸送と航空輸送を一貫して行い、その日のうちに新鮮な食材を首都圏に届けるサービス「ソラチョク便」を展開しています。

13日は生産者らが参加した説明会が開かれ、連携している地域商社が複数の事業者の食材を集約し「ソラチョク便」で一緒に首都圏まで輸送するという構想が紹介されました。

また、全国の農産物を東京都内の飲食店などにおろしている「eff」と連携し、配送の効率化を図りたいとしています。

(シイタケ農家)
「生しいたけで出荷すると、やっぱり足が速いので、その日に届くっていうのは非常にいいことかなと思う」
(イチゴ農家)
「うちは面積が非常に小さいので、量がそんなにできないだから、小ロット(少量)で東京の方に早く送れるっていうのは非常に魅力を感じた」

(ソラシドエア 運送本部 新規事業推進室 池田明史室長)
「1個運んでも30個運んでもほぼコストが一緒。だからそういった意味では、ある程度を集められれば、1個当たりの単価が下がっていく。それによって魅力的な宮崎の食材商材を関東に持っていって宮崎の良さを知っていただく」

ソラシドエアは、来月から地域商社らとともに試験運用を開始する予定です。