各地で見ごろを迎えている桜。29日と30日の土日、宮崎県内の桜の名所では多くの花見客が見込まれ、関係者の期待も高まっています。

(廣末圭治記者)
「こちら、のじりこぴあの桜は現在6分から7分咲きとなっていて、淡いピンクの花びらがついています」

小林市野尻町の「のじりこぴあ」。
敷地内にはソメイヨシノなど3種類の桜があわせて210本植えられていて、これから満開を迎えようとしています。

28日は訪れた親子連れなどが、桜の花を眺めたり、写真に収めたりして、春の訪れを楽しんでいました。

(訪れた人)
「きれい。春がきたという感じで気持ちがうれしくなる」
「きれい」
「こんなに桜があるというのも小さいとき以来、来ていなかったのでびっくりした、きれいで」
「さくらすき」

のじりこぴあでは、29日、桜まつりが予定され、ステージの設営など準備が進められていました。

また、桜まつりに開催に合わせて新しい遊具もお披露目されることになっています。

(のじりこぴあ 吉嶺 勝 施設長)
「きれいに咲いているので、桜をしっかり見ることができると思う。ぜひ多くの皆さんに来ていただきたい」

(渕 雅顕 記者)
「日本の桜の名所100選にも選ばれている都城市の母智丘公園では、本格的な花見シーズンに向けた準備が着々と進められています」

一方、2キロメートルの桜並木がある都城市の母智丘公園。

ソメイヨシノやヤエザクラなどおよそ2600本の桜は現在8分咲きで、訪れた人たちが春の風情を感じながら思い思いのひと時を過ごしていました。

母智丘公園でも、29日から2日間、「桜まつり」が開かれる予定で、都城市観光協会では例年と同じ3万人の花見客を見込んでいます。

(都城市観光協会 花房 遥 さん)
「ステージイベントや乗り物広場だったり、そういったイベントも開催しているので、ぜひ、お越しいただければ」

そして、気になるのが土日の天気。気象予報士の野田さんは…

(気象予報士 野田俊一郎さん)
「明日、土曜日の日中以降は大きな崩れはないとみているが、どちらかというと、日曜日の方が晴れやすいかなと思います。あすは、ややこの時期よくある花雲りという状況で、雲は少し多い空を予想しています」

また、花見に出かける際は、暖かい上着を準備しておいた方がよいということです。

(気象予報士 野田俊一郎さん)
「明日はもう一段階風が冷たくなります。日曜日は2月並みの最高気温の予想となっていますので、さらに冷たい風になりそうです。特に日陰などに入ると、冬の空気の冷たさも感じるような状況になると思います。また、朝晩、特に夜桜を見るときにはしっかりと、暖かい上着、冬用の上着も準備してのお出かけをおすすめします」