高齢者や障害者など配慮が必要な人たちを受け入れる二次的な避難所のことを福祉避難所といいます。この福祉避難所の体験会が宮崎市で開かれました。
宮崎市の「生目の杜遊古館(いきめのもりゆうこかん)」。
11日は、市内に住む障害者とその支援者などおよそ30組が訪れました。
行われたのは「福祉避難所の体験会」。
参加者は、災害時に使用するパーティションで分けられた避難スペースを見学しました。
中に備えられているのは段ボールベッドです。
(日高桂祐記者)「こちらは避難スペースに備えられた段ボールベッドです。座ってみますと、非常に頑丈であることが分かります。そして立ち上がる時も、立ち上がりやすい高さになっています」
(参加者)「(段ボールベッドは)意外としっかりしてますよね」
(日高記者)「初めてですか?」
「初めて」「この(パーティション)があるのは、すごくいいなと思った。ただ車いすは入るのがなかなか苦労した。通路が狭かったりしたので、いろいろ改善点はあるのかなと思いました」
また、個別避難計画を作成するコーナーも設けられ、参加者たちが避難先や必要な支援、それに避難が長くなった時に困ることなどを確認しました。
(宮崎市福祉総務課・新名和博 課長)「避難生活に不安を感じないように市として準備ができればと思っていますので、そういった形につなげていければなと思っています」
宮崎県内では合わせておよそ300の施設が福祉避難所として確保されています。







