みやざき完熟きんかん「たまたま」の販売が、16日、全国一斉に解禁されました。今年の出荷量は夏場の高温などの影響で、例年より少なくなる見込みです。
(田尻怜也記者)
「一定の基準を満たした、完熟きんかん『たまたま』の販売解禁日となりました。市場には多くの関係者が集まり活気に包まれています」
糖度16度以上などの基準を満たし、皮ごと丸かじりして味わえる完熟きんかん「たまたま」。
16日は全国30の市場で一斉に販売が解禁となり、各地で初競りが行われました。
このうち、宮崎市中央卸売市場では、出荷されたきんかん、およそ2トンが次々と競り落とされ、大玉で糖度18度以上の「たまたまエクセレント」が、去年と同じ1キロ10万円の最高値で落札されました。
夏場の高温などの影響で今年のきんかんは若干、小玉傾向にあり、JA宮崎経済連は、去年より3割ほど少ないおよそ700トンの出荷を見込んでいます。
(宮崎県果樹振興協議会きんかん部会 鬼塚 晃 副部会長)
「今年は夏の高温とか天候不順で大変だったが、例年通り、おいしい完熟きんかん『たまたま』ができたので、まずは県民のみなさんからたくさん食べていただきたい」
完熟きんかん「たまたま」の出荷は、来月中旬がピークで3月ごろまで続きます。