宮崎県延岡市が再整備を進めていた「延岡城・内藤記念博物館」が、9月23日にオープンしました。
どのように生まれ変わったのか、施設の魅力を取材しました。
老朽化した内藤記念館を、延岡市がおよそ36億円かけてリニューアルした「延岡城・内藤記念博物館」。

建物は2階建てで、延べ床面積はおよそ3400平方メートル、国宝や重要文化財も展示できる公開承認施設を目指しています。


こちらは1階にある企画展示室。
現在、開館を記念した特別展が開催中で、内藤家から市へ寄贈された太刀や書画など67点が展示されています。



中には、水戸光圀から当時の藩主に送られた書簡など、初公開のものも多数あります。
(延岡城・内藤記念博物館学芸員 増田豪さん)
「江戸時代の藩主たちの歴史であったり、優れた文化財に触れていただけるという形になっております」

続いて、2階には、古墳時代の竪穴式住居や古民家などが再現された体験展示室や、延岡の歴史や文化をテーマ別に展示している平常展示室があります。


また、桃山時代から江戸時代にかけて「天下一」の称号を与えられた職人による能面も紹介されています。



(延岡城・内藤記念博物館学芸員 増田豪さん)
「延岡のいろいろな歴史と文化に触れていただけて、新たな発見にもつながるんじゃないかなと思っておりますので、平常展示室、体験展示室と館内に入るのは無料となっております。お気軽におこしいただければなと思っております」

新たに生まれ変わった「延岡城・内藤記念博物館」。
延岡の歴史を伝承していくとともに文化を発信する拠点として期待が高まっています。
平常展示室や体験展示室は無料ですが、特別展は有料となっています。