去年の新語・流行語大賞に「ととのう」という言葉がノミネートされたように、いま、全国的にサウナブームが続いています。

こうした中、サウナで地域を盛り上げようと「サウナ研究会」が発足し、宮崎県小林市を中心に活動しています。彼らの「熱~い」思いを取材しました。

熱中サウナ研究会


小林市にある温泉施設「美人の湯」に集まったのは、「熱中サウナ研究会」のメンバーです。

吉村秀昭さんが発起人となり、今年4月に立ち上げた「熱中サウナ研究会」。
その目的は「地域の活性化」です。


(熱中サウナ研究会・発起人 吉村秀昭さん)
「まず、私たちが楽しむこと、そして本当のサウナの効能を調べること、それを発信することが目的でサウナ研究会を立ち上げた。この西諸のサウナに多くの人が気づいて西諸に多くの人が来てもらえれば、一番うれしい」


研究会のメンバーは、40代の男性を中心とするおよそ20人。
サウナ初心者からサウナ歴20年以上の大ベテランまでさまざまです。

写真提供:熱中サウナ研究会


Q:皆さんどのくらいの頻度で?
(研究会のメンバー)
「先日3軒回った」
「週4くらい。30(歳)超えてからめまいとか肩こりとかが結構あったけど、サウナの入り方を正しく勉強して正しくやってみると、すごくそこら辺が解消されて、やっぱりサウナは奥深いなと感じる」

研究会メンバーのサウナの極意とは


(渕 雅顕記者)
「実は、私もサウナ好きいわゆる『サウナー』なんですが、きょうは研究会の皆さんにサウナの極意を教わりたいと思います」

サウナの楽しみ方を研究会に教えてもらいました。

まず、大事なのは、雑念を消して静かに己と向き合い、ゆっくりと自分だけの世界へ入り込むこと。


そして、汗を流し、熱した体を水風呂で一気に冷まします。

(熱中サウナ研究会・発起人 吉村秀昭さん)
「そろそろスースーしてきたので、外気浴いきましょうか」
(渕 雅顕記者)
「ちなみに私、外気浴まではしたことないんですけれども・・・」
(熱中サウナ研究会・発起人 吉村秀昭さん)
「それはサウナを楽しんでません!外気浴までが1セットなので、ぜひ楽しんでください」


サウナの醍醐味はなんといってもこの「外気浴」。
そっとまぶたを閉じ、だだひたすらに無心になることで心身が調律されます。


(熱中サウナ研究会・発起人 吉村秀昭さん)
「こうやって、こういうところが赤くなる」
(渕 雅顕記者)
「赤くなるとどうなる?」
(熱中サウナ研究会・発起人 吉村秀昭さん)
「血流がよくなって、これが『ととのった』ということになる」


心も体も「ととのう」ことで全国的にブームとなっているサウナ。
西諸地区には意外な場所に人気のサウナスポットが登場しました。