今回の台風10号による被害を受け、宮崎県の河野知事は、国に対して激甚災害の指定を要望することを発表しました。

3日、竜巻とみられる突風の被害を受けた宮崎市佐土原町や、日向市と椎葉村の国道の被災状況を視察した河野知事。
4日の会見で、台風の被害について次のように振り返りました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「インフラ整備の重要性などを強く感じている。県内各地でさまざまな被害が発生したということで、しっかり復旧復興に向けて取り組んでいきたいと考えている」

そのうえで、河野知事は、早期復旧に向けた予算と激甚災害の指定について、5日、国に対して緊急の要望を行うことを明らかにしました。

県のまとめによりますと、台風10号により、県内ではこれまで、けが人が38人、建物の半壊20棟、一部損壊が1130棟確認されています。