先月、宮崎県西都市にある欄干のない橋で軽乗用車が転落し、男性1人が死亡する事故が発生しました。
事故の再発防止のため、住民や警察などによる検討会が開かれました。
先月23日、西都市調殿の一ツ瀬川にかかる千田潜水橋で、軽乗用車が転落し、60代の男性が死亡しました。
24日は事故現場で再発防止のための検討会が開かれ、西都警察署の警察官や地元住民など30人が参加しました。
千田潜水橋は、増水時、水に浸かるため、ガードレールなどが設置できない橋で、生活道路として使う住民からは、注意喚起の標識や夜でも見えやすい車線の設置のほか、安全な橋への架け替えなどを求める声があがっていました。
(西都警察署 井上雅勝交通係長)
「警察としては、人の命と生活道路は天秤にかけられない。安全はすべてに優先するということを念頭に置いて、今後、地区住民や橋を管理する市役所と協議を重ねて安全対策に努めていきたい」
警察によりますと、今年、県内では、23日までに10人が交通事故で亡くなっています。