「日向カボチャ」の名前でも親しまれている宮崎特産の「黒皮カボチャ」の新品種「南九ブラックボールNo.3号」の栽培現場の視察会がありました。
「南九ブラックボールNo.3号」、通称NBBは、黒皮カボチャと西洋カボチャをかけ合わせて開発された新品種です。
NBBが試験的に栽培されている宮崎市の井野農園で行われた視察会には、市やJAの職員らが参加し、NBB開発者の南九州大学環境園芸学部の陳 蘭庄 教授が説明しました。
陳教授によりますと、NBBは生育が非常によく、効率よく実がつくため、生産までの手間とコストの削減が期待されています。
(南九州大学環境園芸学部 陳 蘭庄 教授)
「(NBBは)地元の野菜なので、これをぜひ地元で発信して、まず県内、それから県外、あるいは海外にも戦略的に考えている」
南九州大学によりますと、NBBは、適しなかった黒皮カボチャの弱点をほぼ克服しているということで、果肉の色合いやキャラメルのような甘みは、スイーツにも向いているということです。







