福井市のかまぼこ製造メーカーでは、正月のおせち料理に欠かせない紅白のかまぼこ作りがいま、ピークを迎えています。

福井市の安田蒲鉾では今月中旬からおよそ60人の従業員が、毎日午前3時半から正月用のかまぼこづくりを行っています。
原料にはベーリング海やオホーツク海などで獲れた白身魚の新鮮なすり身が使われていて、少量の食塩を加えることで魚肉のタンパク質に粘りが出て、かまぼこ特有の弾力としなやかなさが出るということです。
安田蒲鉾 高木淳一専務取締役
「いよいよ年の終わり。そして新しい年に向かって家族団らんの食卓の一品にしていただいて喜んでいただく。それが一番の私どもの願い」

この会社では正月用に45種類23万本のかまぼこの生産を予定していて、出来上がった製品は石川県内をはじめ、福井や関東地方のスーパーなどに出荷されます。