石川・かほく市特産の秋の味覚「紋平柿」の出荷が30日から始まりました。

滑らかな歯触りと、強い甘みが特徴の「紋平柿」。JA石川かほく高松集出荷場には30日、炭酸ガスで渋抜きされたおよそ4,800キロの紋平柿が運びこまれ、大きさや品質ごとに箱詰めされていきました。また、1玉300グラム以上、糖度が16度以上の最高級品にその称号が与えられる「プレミアム」もあわせてお披露目されました。

JA石川かほくによりますと、今年は猛暑や雨不足の影響で成育が遅れたため、来月下旬までに例年よりも1、2割少ない60トンの出荷を見込んでいるということです。

高松紋平柿生産組合の池田昌健組合長は「9月後半になってから雨が降り、粒が大きくなったため、今年は大玉に仕上がっている。食べていただければ、どの柿にも負けないような甘さを持っている」と話していました。

30日に初出荷を迎えた紋平柿は、31日に競りにかけられ、昼には店頭に並びます。