金沢市や漁業関係者らが3年前からブランド化を進める、海の幸「金沢甘えび」についての話題です。金沢甘えびのさらなる消費拡大に繋げようと、今月から市内の人気店とのコラボレーション企画が始まっています。
プリップリの食感と、とろけるような甘さが特徴の「金沢甘えび」。

底引き網漁では、1度の出漁で網を4回漁場に入れますが、金沢甘えびは、最後に水揚げされる最も鮮度の良い通称「あがりこ」と呼ばれるもののうち、大ぶりのものと子持ちのメスが対象です。

そんな厳選された甘エビを使って、市内12の実力店のシェフたちが趣向を凝らした一品を提供するのが、「金沢甘えびアラカルトフェア」。

ヴェッキオ・アルベロ 関本一生店長
「『マリナーラ』というチーズを使わないピザがあるんですけど、それをカルツォーネバージョンにして…エビに変えました」

ピザ生地に金沢甘えびやトマトを惜しみなく包み込み、窯で焼くこと3分半。金沢市木倉町のイタリアン「ヴェッキオ・アルベロ」とっておきの一品は、「金沢甘えびのカルツォーネ」です!

2020年にブランドデビューを果たした金沢甘えびは、先月に底引き網漁が解禁されたばかりで、まさに今が「旬」。和・洋・中さまざまなアレンジで金沢甘えびの新境地に挑み、さらなる認知度向上と消費拡大をはかる狙いです。

市農業水産振興課地産地消係・伊藤杏菜さん
「金沢は甘エビの水揚げ量が全国トップクラスなので市民にはお馴染みの魚介かと思う。その中でもこうして金沢甘えびを味わうことで改めて甘エビの美味しさに気付いてもらえたら」
「金沢甘えびアラカルトフェア」は10月末までの開催です。