19日午後3時8分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県珠洲市で震度6弱を観測しました。この地震による津波の心配はありません。

各地の震度は、震度6弱が珠洲市、震度5弱が能登町、震度4が輪島市です。このほか震度3を石川県、富山県、福井県、新潟県で観測しています。

消防によりますと、珠洲市内で住宅の窓ガラスが割れたり、外壁が崩れたという通報が2件寄せられていますが、けが人の情報はないということです。

また珠洲市飯田町の春日神社では鳥居が崩れたということです。

珠洲市の道の駅「すずなり」事務局の坂敏文さんによりますと「最初縦に揺れて、その後横揺れになった。今までと違ってドンと突き上げた。ショーケースから酒の瓶が倒れ、店も事務所もぐちゃぐちゃだ」と話していました。

北陸電力によりますと、石川県志賀町の志賀原子力発電所に異常はないということです。

JR西日本によりますと、北陸新幹線は平常通り運行しているということです。また石川県内を走る在来線も一時運転を見合わせましたが、すでに運転を再開しています。

珠洲市周辺では2019年12月ごろから地震活動が活発な状態が続いていて、震度1以上の地震は2020年1月以降、150回近くに上っていました。