石川県志賀町の介護施設が今年3月までの半年間、介護報酬約3600万円を不正に受給していたとして、県は施設に対し新規利用者の受け入れ停止と介護報酬を3割減額する行政処分を行いました。介護報酬の不正受給が発覚したのは、志賀町富来領家町の介護医療院・悠悠です。

介護医療院「悠悠」公式ホームページより

県によりますと、悠悠は去年10月から今年3月までの半年間、専任で1人以上配置する必要があるケアマネージャーがいないにも関わらず、配置することで受給できる介護報酬3600万円余りを不正に受給したということです。また施設は県に対し勤務実態のないケアマネージャーの虚偽の書類を提出していました。

県が監査を行い労務関係の資料を調査したところ、今回の不正受給が発覚しました。このため県は施設に対し来月から半年間、新しい入所者の受け入れを停止するほか、介護報酬を3割減額する行政処分を行うことにしています。