名舟大祭当日・・・子供たちも手伝って太鼓などを運びます。リハーサルでいつになく気合がこもった太鼓を叩く南さん・・・

本番直前にまめが潰れるケガ

高校3年生 南 雄輝さん
「マメがさっき潰れました・大丈夫です」
御陣乗太鼓保存会 槌谷博之 事務局長
「しっかり練習の成果表していたんで、ちゃんと叩いてくれると思います。南さんにとってはしばらく叩けないと思うので、悔いのないよう思い切り叩いて欲しいですね。」

午後9時、松明に火が灯りいよいよ名舟大祭の「子ども御陣乗太鼓」がはじまります。小学生から高校生の演技とは思えないくらい荒々しい太鼓に、迫力ある表情。
爺面を被った南さんも手のケガがまるで無かったかのように鬼気迫る太鼓の音を響かせます。クライマックスでは全員が舞台で暴れまわると会場からは大きな拍手が贈られました。

御陣乗太鼓保存会 槌谷博之 事務局長
「練習通り・練習の成果以上に出ていたと思う100点です」
高校3年生 南 雄輝さん
「緊張はしたけど、今までやってきたのを思い出して全力で叩いたんで一番良かったと思います」

夢を追いかけ一旦、ふるさとを離れる予定の南さんですが、名舟町の先祖たちが守ってきた御陣乗太鼓の伝統を受け継ぐ覚悟を固めています。

高校3年生 南 雄輝さん
「御陣乗太鼓は誇りだと思う。名舟の男しか叩けないので、帰って来たらこの舞台に上がって太鼓を叩きたいと思う」