前線や暖かく湿った空気の影響を受け、石川県は12日、大気の状態が非常に不安定になっていて、激しい雨の降っている所があります。14日にかけてさらに雨量が増える予想で、土砂災害に警戒が必要です。

上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で、石川県は12日午前、能登地方を中心に発達した雨雲がかかり続け、輪島市三井では午前10時7分までの1時間に32.5ミリの激しい雨を観測しました。

前線は12日夜にかけて一度、東北地方北部へ北上した後、13日には次第に南下し、朝鮮半島から北陸地方に停滞する見込みです。石川県は大気の非常に不安定な状態が続き、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所がある見込みです。

13日正午までに降る雨の量は加賀地方で120ミリ、能登地方で100ミリと予想されています。その後14日正午までに、石川県で100ミリから150ミリと、雨量がさらに増える見込みです。

土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。

【画像を見る】1時間ごとの雨の予想