石川県能登町宇出津(うしつ)の「あばれ祭り」が7日始まり、大勢の見物客が勇壮な祭りに酔いしれていました。
「あばれ祭り」は、およそ350年前に流行した悪病を青蜂が追い払ったことを起源に始まったとされ、今年はコロナ禍を経て4年ぶりの通常開催となりました。
初日の7日は午後9時ごろから若衆たちの威勢の良い声でキリコが動き出すと、宇出津港近くのいやさか広場にキリコが集まり、たいまつの火の粉が降るなか、勇壮にキリコが練り歩きました。

強い太鼓と鐘が打ち鳴らされるなか乱舞するキリコは訪れた大勢の見物客を魅了していました。
奥能登に夏の訪れを告げる「あばれ祭り」は8日も行われ、川や火の中に投げ込まれるあばれ神輿でクライマックスを迎えます。