風景や人物といった具体的な対象物を描く具象絵画が集結する巡回展が6日、金沢市内で開幕しました。
県立美術館で6日から始まった示現会金沢展には石川県内外の画家が描いた具象絵画103点が一堂に会します。こちらは示現会賞に選ばれた白山市の画家・吉塚春生さんの作品「母子像を仰ぐ娘」。
ある美術館で絵画に近づきすぎないよう係員に注意された5才の女の子が、「絵には触らないよ」と言わんばかりに後ろ手を組み仰ぎ見る様子を描いています。
吉塚春生さん(白山市)
「この作品を見にくる人は“あれだけ壁につま先近づいていますが、絵を見れるのですか?”とよく言う。子どもの好奇心は親には想像できないような行動を起こすものだから、作品ににじり寄っていった」
示現会金沢展は7月10日まで開かれます。