石川県議会6月定例会の代表質問が30日行われました。

去年、市立輪島病院で発生した医療事故を受けて、馳知事は7月をめどに県内の周産期医療について協議する場を設ける方針を示しました。

市立輪島病院では去年6月、胎盤早期剥離で入院した妊婦に対し、主治医が診断を誤って不適切な処置をとり、生まれたばかりの赤ちゃんが死亡しました。

奥能登の2市2町は3年前から分べんに対応できる産科医が1人だけで、県は対策を検討するとしていました。

県議会の代表質問の答弁で、馳知事は、「県民が安心して出産できる環境づくりは能登北部のみならず県全体の問題」としたうえで、7月をめどに関係者を集めて協議し、対策の方向付けをしていきたいと述べました。

馳知事「地域で勤務することの重要性を医師としての使命感に訴えたうえで積極的に県としても調整に関わっていきたい」

また新型コロナワクチンについて、来月3日から県庁19階の接種センターで4回目の接種を開始するとしました。