群馬県藤岡市の関越自動車道で、乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故から11年です。事故現場では29日朝、遺族らが花を手向け、犠牲者の冥福を祈りました。
2012年4月29日の早朝、群馬県藤岡市の関越自動車道で、石川から千葉に向かっていた高速ツアーバスが運転手の居眠りが原因で道路わきの防音壁に衝突し、7人が死亡、38人が重軽傷を負いました。
事故現場の藤岡ジャンクション近くには29日朝、遺族らが次々と訪れ、発生時刻の
午前4時40分に合わせて道路下に設けられた献花台に花を手向け、手を合わせていました。
一緒に乗っていた母・郁子さん(当時49)を亡くした富山県高岡市の林彩乃さん(35)は「二度と同じような立場の人を出してほしくないという気持ちが年々強くなっている」と語りました。
高速バスをめぐっては今年3月、滋賀県内の名神高速道路で大阪から金沢に向かっていたバスが渋滞していた車列の最後尾に追突し、車に乗っていた6人が重軽傷を負ったほか、今月17日には、三重県内の新名神高速道路でバスや大型トラックなどが関係する事故で乗客ら13人がけがをするなど、事故が後を絶ちません。
林さんは「乗っている立場としてはドライバーを雇っている会社を信用して運んでもらっている。会社のほうで体調管理をしてほしい」と訴えました。
群馬県警によりますと、今年はおよそ20人の遺族らが訪れたということです。一方、母・直美さん(当時44)を亡くし、事故をきっかけに群馬県警に就職した石川県能登町出身の山瀬俊貴さん(30)は、29日と30日に高崎市で開催されるG7デジタル・技術大臣会合の警備のため、参加しませんでした。











