石川・珠洲市や北國銀行などが新たな“デジタル地域通貨”のサービスを立ち上げます。開始は今年8月で、これまで市が独自で提供してきたポイントサービスもデジタル地域通貨に統合する予定です。
北國銀行や珠洲市、石川県などが27日発表したデジタル地域通貨プロジェクト、その名称は「珠洲トチツーカ」です。珠洲トチツーカは、マイナンバーカードを持つ市民がスマートフォンのアプリに金額をチャージすることで買い物が可能で、官民が連携して提供する新たなサービスです。
今年8月からは、健康ポイントや自然共生ポイントなどこれまで市が独自で提供してきたポイントも「珠洲トチポ」という新しいポイントに統合して利用できるようになります。また、12月からは市民が預金口座などから直接チャージできるようになり、「珠洲トチカ」として加盟店などでの決済が可能になるということです。

泉谷満寿裕 珠洲市長
「このデジタル地域通貨を通して地域の皆様の支えあいを円滑に、そして活発にしていきたい。それによって市民の暮らしの利便性を高めたい」
Visaによれば、全国の自治体で人口あたりのタッチ決済件数が最も高いといわれる珠洲市。市では公民館のWiFi化も進めていて、市民生活の利便性向上に知恵を絞ります。