北陸電力は27日、2022年度通期の決算を発表しました。売り上げ高は燃料費調整額の増加などで前の年度から2000億円あまり増え8176億円でした。

一方、火力発電の主力燃料である石炭価格が前の年度から2倍以上に高騰した影響などで経常損失は937億円と過去ワーストとなりました。また、国で審査中の電気の規制料金値上げついては、認可の時期や内容が未定だとしています。

北陸電力 松田光司社長
「いろんな査定方針が先日発表されたが、具体的にどの程度になるかというのは、我々のほうでも計りかねるので改めて査定方針に基づいた詳細案が示されながらそれに基づいて補正していく」

このほか、先月の原子力規制委員会の会合で敷地内の断層が活断層ではないと判断された志賀原発については、残る審査に対応しながら1日も早い2号機の運転再開を目指したいとしています。