チラシが届いたきっかけ…事前にかかってきた電話

男性は以前、宝くじの高額当選の番号を教えるという内容の電話を受け、その時に住所を伝えたということです。その後、家に届いたのが男性が銀行に持ち込んだチラシでした。チラシには、「高額当選の番号を知るためには本来は60万円が必要だ」などと書いてありました。

話を聞いてやはり怪しいと感じた宗田さんは沼田光代店長に相談。

北陸銀行・沼田光代店長(左) 北陸銀行・宗田敦子さん(右)

「この金額(1万5000円)で当選するならいいかな…」と漏らす男性に対し、沼田店長は「それは違うよ」と説得。金沢西警察署に「絶対に詐欺だと思うんです」と相談し、特殊詐欺を未然に防ぐことができました。

持ち物から違和感…意識が高く凄いこと

金沢西警察署の千田季雪副署長は、「ちょっとした持ち物から違和感を覚えるというのは意識が高く凄いこと」と話しています。警察は、宝くじの当選番号を教えるというのは詐欺によくある手口だとし注意を呼びかけています。