石川県白山市の山田憲昭市長(71)が6日、市役所内で転倒し、脳挫傷による入院が続く中、市議会議員の間からも長引く体調不良を案じる声が聞かれます。

白山市議会本会議は山田市長不在のまま、横川祐志副市長を職務代理者として8日、質問戦が始まりました。
質問に立った議員からは、山田市長の1日も早い回復を願う声が聞かれました。

藤田政樹議員
「こういうことになり私自身も残念。1日も早い回復を願う」
山田市長は6日午前、庁舎内の廊下で倒れ、転倒した際に頭を強く打ったことが原因で脳挫傷と診断されました。市によりますと、意識混濁の状態が続いているということです。

北嶋章光議長
「容態は安定している。私がきのう(病院に)行ったとき『おやじ頑張らんなんぞ、戻ってこいや』というと、手を動かして反応した」

山田市長は去年8月に、炎症を起こした胆のうを摘出する手術を受けました。去年11月には3期目の当選を果たしましたが、その後も胆管炎や黄だんの症状で入退院を繰り返し、2月28日にも市議会の本会議中に職員の手助けを受けながら途中退席するなど体調不良が続いています。