生き物が死滅…身近にもある外来種の脅威

実際に外来種が生態系を脅かした事例としてアメリカザリガニが挙げられます。こちらの昆虫館でも心無い来館者が池に放ったため、他の生き物がほとんど死滅する事態に陥ったこともありました。

アメリカザリガニの持ち込みは禁止されている

昆虫館によりますと、今回の事例に限らず外来種は増える傾向にあります。理由としては、アメリカザリガニのように「意図的に持ち込まれた」例のほか、例えば竹ボウキなど「輸入品から意図せずに持ち込まれた」例があります。

カマキリの卵のうは秋や冬に見つかることが多い

今回見つかったチョウとカマキリは毒など人間への害はありませんが、昆虫館では石川の生態系への影響をとても心配しています。また、カマキリも、タマゴの付き方が違うことから外来種と判明したということで、普段と違う生き物を見かけたら迷わずに連絡してほしいとのことです。