官公庁は4日が仕事始めです。石川県の馳浩知事は年頭の会見で、来年の北陸新幹線敦賀開業を県全体で盛り上げ、文化、観光の取り組みを支援するため新たにファンドを創設することを明らかにしました。

県庁では馳知事が幹部職員を前に年頭のあいさつを行い、今年の県政のキーワードとして「文化」「安全」「デジタル」「グリーン化」「伴走型支援」の5点を挙げ、幸福度日本一の石川県をつくり上げると決意を述べました。

石川県 馳浩知事の年頭会見

石川県 馳浩知事
「県政のもっとも基本的な責務である危機管理に万全を期すとともに、県民の皆さまに笑顔になっていただける、希望の持てる1年にしたいと思っている」

文化観光への事業者支援に全国初となるファンドを創設

年頭会見で馳知事は、来年の北陸新幹線敦賀開業に向け県全体で文化観光の発掘から販売促進までさまざまな取り組みに対する支援を行うため、「いしかわ文化観光推進ファンド」を創設すると明らかにしました。県と北國銀行が50億円ずつファンドに貸し付け、その運用益で観光事業者への助成を行うことにしています。